PCスキルの書き方
そもそも応募書類のどこに書くべき?
PCスキルは履歴書・職務経歴書のどこに記載するとよいでしょうか?
履歴書はフォーマットがある程度決まっており、スキルまで書く欄がないことが多いため、職務経歴書に記載するとよいと思います。
職務経歴書では項目として「PCスキル」や「スキル・知識」などを作成し、そこに箇条書きでまとめましょう。
ただ「Word 初級」などの書き方では抽象的で、どのくらい使えるのかが分かりません。ソフトやスキルがどの程度かを分かりやすく伝える必要があります。
全職種共通!基本PCスキル
どの職種でも使う可能性が高いソフトは「Word」「Excel」「PowerPoint」の3つです。それぞれのどのくらい使えるかを記載しましょう。
■Word…文書作成・表作成・レイアウト調整・図の挿入・印刷設定・アウトライン・差込印刷
■Excel…データ入力・表作成・グラフ作成・関数・ピボットテーブル・マクロ・VBA
■PowerPoint…スライド作成・グラフ/画像の挿入・アニメーション・マスタ作成
上記は各ソフトの代表的な操作やスキルです。こちらを参考にできることを記載すると伝わりやすいと思います。
※Wordは「社内文書」「社外文書」など作成した経験のあるものを追記してもOKです。
※Excelの関数は問題なく使える関数をいくつか記載しておくとレベルが伝わりやすいです。(SUM・AVERAGE・IF・VLOOKUPなど)
求人票に「VLOOKUPが使える方」など書かれているケースもありますので、その場合には必ず記載しておきましょう!
※PowerPointは「プレゼンテーション資料の作成」「チラシの作成」なども追記しておくと伝わりやすいですね。
プラスの評価につながりやすいPCスキル
基本的なソフトにプラスして、使った経験があるソフトなどは書いておきましょう。特に広く使われている「Access」やHPを作成する「Dreamweaver」「WordPress」などは使っている企業も多いので、記載したほうがよいですね。
■Access…データ入力・テーブル作成・クエリ作成・新規データベース作成・マクロ・SQL・VBA
■Dreamweaver、WordPressなどのHP関連ソフト…ページ修正・タグの修正・新規ページ作成
上記以外にもできることは記載しておきましょう。実際には使わない会社でも「これだけできるなら、PCリテラシーが高いな」という評価にもなります。
翻訳職は必見!専門ツール
翻訳で使用する翻訳ツールの使用経験がある場合には、必ず記載しておきましょう。ツールの種類が限られていることもあり、応募企業で使用しているツールと同じものを使っている可能性があります。
■翻訳ツール…Trados、MemoQ、WordFast等
翻訳ツールは応募条件に入っているケースもあるので、しっかり記載しておきましょうね。
その他の管理系システムについて
たとえば会計システム、営業支援システム、顧客管理システムなど、多くの企業で導入されているシステムがあります。
広く使われているソフトやシステム、グループウェアなどはその使用経験もプラスの評価になります。同じシステムを使用していれば、システムについて教える必要がなく、すぐに使えることになりますし、少し違うシステムであっても、システムで管理・作業をすることに慣れている点が評価をされることもあります。
また会社でそのシステムの導入に関わったことがあれば、それもぜひ記載しておきましょう。
学生時代の授業や自分で学んだことは?
学生時代にプログラミング言語をやっていた方や趣味でHTMLを覚えた方などもいらっしゃると思います。
この場合も使用できる言語やスキルを記載しておきましょう。
ただし、職務経験ではないことは分かるようにしましょう。