転職理由は様々

人によって転職理由は様々です。給料・人間関係・仕事内容など、今の会社への不満があることは多いですよね。
どんな状況なら転職という選択肢を考えるべきでしょうか？
そのポイントは「今の職場では解決できない場合」だと思います。
一日の多くの時間を過ごす会社に不満があり、いつまでも解決できない状況は辛いですよね。その場合には転職という選択肢を考えてもよいと思います。
また不満はなくとも、ご自身のキャリアプランで、〇歳までにこれをやりたい！など具体的な目標などがある場合には転職で可能性を探ることもよいと思います。
慎重になった方が良い場合は、入社してすぐの場合。1年未満の退職は理由にもよりますが、企業に「長続きしない人」と捉えられてしまう可能性もあります。長期的に見ても「今の職場では解決できない場合」かどうかがポイントです。

今の職場で解決できるかどうか

転職を考えるきっかけや理由になったことが、転職をせずに解決できるならばその方が良いですよね。
例えば、給料。仕事は楽しいけど、給料が…という場合、上司に交渉して給料が上がったら解決ですね。給与テーブルが社内で公開されている場合や上司や先輩の給料を知った際に、自分の希望よりも低いなと感じた場合には会社そのものの給与水準が低い可能性が高いため、解決は難しいかもしれません。
仕事内容の場合、やりたい仕事を任せてもらえないならば、上司に「どうやったら任せてもらえるのか」を聞き、その話を聞いてから「それなら頑張ろう」と思えれば、まずは頑張ってみましょう。最終的に転職をするにしても経験を少しでもしていると評価が変わります。現職で経験を積むチャンスがあるなら、チャレンジしたほうがプラスです。
入社してすぐでは給料や仕事内容の交渉も難しいでしょう。２～３年後に自分の希望に届くか、自分の頑張り次第なのか、頑張っても難しいのかを慎重に見極めましょう。
最後に人間関係です。これは解決が難しい問題です。信頼できる上司に相談をして異動など何らかの対処をしてくれる可能性があるなら、それも検討してみましょう。ただ自分が変わることは努力で何とかできますが、他人を変えることは難しいので、「転職したい」という気持ちを尊重してもよいと思います。

転職で100点満点はない

転職はもともと、現状を変える手段であり、新しいことへのチャレンジでもあります。なんとなく転職すれば「今よりよくなる！」と思いがちですが、果たしてそうでしょうか。
仮に現職の良いところ・悪いところを並べてみて、点数をつけたら60点だったとします。じゃあ、これが転職して100点になるかというとそれは難しいかもしれません。
転職ではつい現職の悪いところを重点的にチェックしてしまいがちですが、いざ転職をしたら現職の悪いところはクリアできたけど、現職の良かったところがなくなっていることも多々あるはずです。
自分のすべての希望を叶う100点満点はないと考え、現職の良いところ・悪いところを整理し、その中で転職先にも求める良いところを整理しておきましょう。優先順位もつけておくとより良いですね。100点は無理でも、100点に近い職場を探す重要な作業です。

転職活動の末に、残る選択もあり

転職活動は必ずしも「転職しなければならない」わけではありません。
また転職するしないに関わらず、転職活動自体は自分のキャリアを見つめなおしたり、市場価値を知るには良い機会です。
転職活動をすることで、色々な会社や仕事を知り、新たな目標を見つける人も多くいます。そこで「ここで働きたい」「ここで頑張りたい」と思える会社に出会え、転職ができたらとてもHappyですね。
一方で色んな会社を見て、「うちの会社って結構いいのかも」と現職の良さに気づく人もいます。「もう少し頑張ってみよう」そう思えるなら、それもHappyですよね。
転職するべきか迷ったときに、まず活動をしてみるのも一つの選択肢です。