志望動機のポイントは2つ!
面接の準備をするときに、しっかり考える必要がありますが、どんなところがポイントになるでしょうか。
日本と母国の架け橋になりたいは・・
外国人の方でよく「日本と母国の架け橋になりたい」という志望動機をお話しいただくことがあります。母国から日本に来て、日本語を学び、それを母国との仕事に使いたい!というその想いはとても良いと思います。ただ、今は日本の企業で海外とつながりがある会社は多くあります。
それだけの志望動機だと企業は「それはうちの会社じゃなくてもできるのでは?」と感じてしまうかもしれません。
「架け橋になりたい」だけではなく「どういう方法で架け橋になりたいか」と一歩踏み込んだ志望動機を考えてみましょう。
〇〇語を活かしたい!
こちらもよく聞く「〇〇語を活かしたい」という志望動機です。日本人でも英語が堪能な方や、外国人の方で中国語・韓国語・台湾語など母国語を活かしたいと考える方は多くいますね。語学を学んで身に着けた成果を仕事で活かしたいという思いはよくわかります。しかし語学は言葉ですので、仕事をする上では「ツール」です。「〇〇語を活かしたい」だけだと、あてはまる仕事や会社はたくさんあります。
こちらも「〇〇語を活かしたい」だけではなく、「どんな仕事で活かしたいのか」「どういう方法で活かしたいのか」を考えてましょう。
ポイント① 職種への志望動機を考える
さて、ここまででなんとなくお気づきかもしれませんが、志望動機に必要なのは、具体的な仕事への志望動機です。
仕事は「職種」と「会社」の二つ要素を含みますが、どちらも重要です。「職種」と「会社」の2つのポイントをしっかり押さえて、志望動機を作成しましょう。
まずは「職種」。語学を活かしたいと考えても、通訳・翻訳なのか、海外営業なのか、秘書なのか・・職種はたくさんあります。その中でもやってみたい職種と、自分には合わないと感じる職種があると思います。
やってみたい職種はなぜやってみたいのでしょうか。これまでの経験や学んだことなどから「やってみたい」と思う理由を見つけましょう。
ポイント② 会社への志望動機を考える
もう一つの重要なポイントは「会社」です。志望動機は「職種」だけじゃダメでしょうか?
「職種」はいろいろな会社で出来ますよね。翻訳の仕事は色々な企業で募集をしていますし、営業職ならさらに多くの求人があります。
一方で「会社」は全く同じ会社というのは存在しません。同業界やグループ会社など近い企業はあっても、それぞれの特徴があり、それぞれの強みがあります。志望動機に「会社」というポイントを加えることで、「この会社だから入社をしたい」という強いメッセージに変わります。
面接で熱意や志望意欲を伝えるには、ぜひ会社のことをよく調べて、志望動機として伝えられるようにしましょう
まとめ
「架け橋になりたい」「語学力を活かしたい」という想いに、「職種」と「会社」をプラスすることで、志望動機は「転職したい」というメッセージから「この会社で働きたい」というメッセージに変わります。
これまでの経験や今後の希望も志望動機にプラスできたら、より想いや考えは強く伝えられると思います。
(例)
御社を志望する理由は2つあります。
1つ目は・・《職種への志望動機》です。
2つ目は・・《会社への志望動機》です。
これまでの《ご自身の経験で、今回の仕事に活かせること》を活かし、
御社で《さらに成長したい、スキルアップしたいなどの今後の希望》と考え志望いたしました。
履歴書に記載するときは注意!
履歴書によっては「志望動機」を記載する欄があります。ここに書く内容も今までお話しした内容と変わりはありませんが、複数の企業を受けるときには、企業ごとに内容を見直す必要があります。
毎回作成することが難しい場合には、「会社」については記載せず、応募する企業に共通する点のみを記載しましょう。
また志望動機欄だけではなく、応募の前には履歴書・職務経歴書を必ず見直して、作成年月日・年齢・希望欄など修正の必要がないかを確認しましょう。