【外国人向け】 履歴書で見落としがちなチェック項目
1.日付-古い日付
履歴書の一番上に日付を記載しますが、数か月前などまれに古い日付が書かれているのを見かけます。日付が古いという理由だけで不採用になることはありませんが、企業に提出する履歴書のチェックを行っているなどと判断され、あまり心象はよくありません。穿った判断をされないためにも、最新の日付にアップデートされておいてください。
2.写真-未貼付
履歴書の写真は基本的に必要です。外見や容姿で選考を決めているわけではありませんが、応募者が多かった場合など、写真を見てどんな応募者だったのか確認できます。本人かどうかを確かめる意味合いもあります。Word/Excelで作成した場合でも、電子データで撮影した写真を履歴書に貼付することが無難です。なお、自撮り写真/スナップ写真/プリクラなどの写真は厳禁です。
3.学歴-学部・学科の未記入
学歴の欄に『○○大学入学(卒業)』と書かれているだけで、学部や学科を書かれていないケースも見受けられます。面接官からすると、日本語を専攻しているのか?文系か理系か?など、卒業した学部・学科で判断することもあります。海外の大学の場合、そのまま当てはまる日本語が無い場合もありますが、採用担当者が見て理解できる学部名・学科名を記載してください。
4.職歴-退職年月の未記入
入社年月は記載があるものの、退職年月が未記載のことがあります。採用側としては在籍期間を確認したいという目的があります。職務経歴書に書いてある場合もありますが、履歴書にもしっかり退職年月は記載してください。また、和暦・西暦どちらでもOKですが、どちらかに統一してください。
5.扶養家族-社会保険上の扶養家族を記入してない
外国人の方からすると『扶養家族』は少し難しい項目になります。扶養家族とは、自分の収入で養っている家族のことを言います。被扶養者と呼ばれます。履歴書に扶養家族について記載をする理由は、会社が所得税の計算や健康保険などの社会保険の手続きをする際に扶養家族の情報が必要になるからです。外国人の応募者の場合、海外在住の家族を含めて記載してしまうケースが非常に多いですが、社会保険上の扶養家族かどうかで判断してください。
6.資格-日本語能力検定の未記入
日本語能力検定について未記入の方も比較的多いです。折角取得されたにも関わらず、未記入だと未取得・未受験だと判断されてしまいます。企業によっては、『日本語能力検定N2以上』などの応募資格を設けている場合もあるので、日本語能力検定を受けた方は、必ず資格欄にも記載してください。『昔取った資格だから…』という理由で書かれない方もおりますが、書類選考で弾かれてしまうこともあるので注意してください。
上記の6項目はひとつひとつだけ見たら、些細なことかもしれません。しかしながら、中途採用の求人では必ずライバルの応募者はいます。少しでも書類選考で有利になるよう、履歴書の項目に充分気を付けてください。